<収録曲>
1. いいことがありそう!(湯山昭)
2. ウィンター・ワンダーランド(スミス/バーナード編)
3. シテール島への船出(プーランク)
4. 白鳥(サン=サーンス/ヴェルコヴィッツ編)
5. チョップスティック(トトトのうた)(デュエットゥ編)
6. 狼なんか怖くない(チャーチル/デュエットゥ編)
7. エンターテイナー(ジョプリン/デュエットゥ編)
8. 二人でお茶を(ユーマンス/メルクール編)
9. ハッピー・バースデイ変奏曲(ルードウィッヒ)
10. 4つの小品組曲(2台ピアノのためのディヴェルティメント)(ベネット)
11. リベルタンゴ(ピアソラ/デュエットゥ編)
12. タンゴ(ストラヴィンスキー/バビン編)
13. ポーギーとベスによる幻想曲
(ガーシュウィン/グレインジャー編)
14. 大きな古時計(ワーク/デュエットゥ編)
14.いつもとなりで
ピアノ・デュオ“Duetwo”のデビュー・アルバム。大嶋有加里と木内佳苗は、ともに、高松出身で、東京音楽大学在学中にデュオを結成。二人でロンドンの王立音楽院に留学し、97年に卒業。
今までにフルネ&日本フィルとも共演している。アルバム『いいことがありそう!』には、幅広い選曲がなされているだけでなく、曲によってトイ・ピアノ(おもちゃのピアノ)やアップライト・ピアノを用いるなど、遊び心も満ちている。
彼女たちの演奏は溌剌としていてキレがよい。二人のノリのよさは聴き手まで元気にする。
ただ、ピアソラの作品などではもっと暗い翳りがほしかったりもする。
20分近くかかる「ポーギーとベスによる幻想曲」は原曲「ポーギーとベス」の聴きどころが満載。
クラシック・ファンに面白いのはさまざまな名曲の引用が現れる「ハッピー・バースデイ変奏曲」。
今度は「マ・メール・ロワ」やドビュッシーの「小組曲」などピアノ・デュオの定番を聴きたい。
「CDジャーナル・レビュー」より (山田治生) --- 2001年12月号
<収録曲>
1. ブランデンブルク協奏曲 第5番 第1楽章 BWV1050
2. へ短調のプレリュード BWV881
~平均律クラヴィーア曲集 第2巻
3. メドレー in Pops~主よ人の望みの喜びよ,インヴェンション,他
4. メヌエット BWV Anh.114
5. メヌエット BWV Anh.115
6. G線上のアリア BWV1068
7. 小さなメドレー~無伴奏チェロ組曲 第1番よりプレリュード,他
8. 主よ人の望みの喜びよ BWV147
9. ポロネーズ~管弦楽組曲 第2番 BWV1067
10. バディネリ~管弦楽組曲 第2番 BWV1067
11. トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
12. イタリア協奏曲 第1楽章 BWV971
誰でも、どこでも、楽しめる音楽をこのフトコロ深いバッハの音楽で、さまざまなピアノ愛好者の方々に
心ゆくまで楽しんでいただきたいと思う。
子どもにも大人にも、凝り性の人にも練習嫌いの人にも、アマチュアにもプロにも……。
世の中には、ピアノ教室にとって有意義な楽譜や、完全な趣味層のための楽譜なら、たくさん出ている。
しかし、プロのピアニストたちが無条件で楽しめる楽譜、逆にアマチュアの方たちもその気になれる楽譜は
そうたくさんはないような気がする。プロがステージに乗せても聴きごたえがあり、一方、忘年会で間違いだらけのボロボロ演奏で弾いても爆笑できる楽譜、そんな型破りだがクオリティ高い曲集を作りたかった。
果たして、その意がかなったかどうか……。
少なくとも、Duetwoのお二人は、クオリティ高い演奏で、しかも、ほんとうに心から音楽創りを楽しみながら
収録に臨んでくださった。このチャーミングなデュオと出会えたのも、パパ・バッハのお導きかもしれない。
[春畑セロリ 解説より抜粋]
<収録曲>
1. はじめてのれんだん~メヌエット K.2
2. 私はすみれ~歌曲「すみれ」 K.476
3. 一卵性親子リレー~クラリネット五重奏曲 K.581 第4楽章
4. 21世紀バリエーション~ピアノ・ソナタ K.331 第1楽章
5. 宴会形式による美味しいセレナーデ~アイネ・クライネ
ナハトムジーク K.525
6. 優等生の時間~弦楽四重奏曲「狩」 K.458 第1楽章
7. 恋人はライバル?!~オーボエ協奏曲 K.314 第3楽章
8. 円熟夫婦のためのメヌエット~ヴァイオリン協奏曲
「トルコ風」 K.219 第3楽章
9. “冠婚葬祭シリーズ” 花嫁に捧ぐ~歌劇「フィガロの結婚」
メドレー K.492
10. ダンス!No.40~交響曲第40番 K.550 第1楽章
11. トルコマーチ・ダイナマイト~ピアノ・ソナタ K.331
第3楽章,他
12. ヴォルフガングの玉手箱~モーツァルト名曲メドレー・リレー
モーツァルトの天才さとお茶目さと軽快さとピュアさと悪ガキ性を、全部込めた連弾曲集はできないものか。
というのが「モーツァルト連弾パーティー」の命題であった。
彼のオペラに見え隠れするような「クスクス笑い」や「してやったり感」を
少しでも楽しんでいただけたら嬉しい。
色物(ポップスものやリレー連弾)では、お茶目な型破り感を……。
そして、ごく直球のクラシック・アレンジでは、そこにこそ息づく、彼本来の鮮烈で爽快なスピリッを……! そう、今までにも重々知っていたはずのモーツァルトの、さらなる魅力を発見していただけたら
こんなに嬉しいことはない。
[春畑セロリ 解説より抜粋]
<収録曲>
1. ちいさなコンダクター~交響曲第5番「運命」 第1楽章
2. ちいさなオーケストラ~トルコ行進曲
3. ちいさなソリスト~ピアノ協奏曲第3番 第1楽章
4. リーベ・ボサ~歌曲「イッヒ・リーベ・ディッヒ」
5. 泣かせてよルードヴィヒ~交響曲第7番 第2楽章,ロマンス,他
6. 揺れる瞳のエリーゼ~エリーゼのために
7. ラズモフスキーのお気に入り~ラズモフスキー第3番 第3,4楽章
8. レッスンはキライ~ソナチネ,ロンド,エコセーズ,他
9. 甘くささやくバイオリンのように~バイオリン・ソナタ“春”
10. 禁断のソナティック・ワールド シック・パセティック
11. 禁断のソナティック・ワールド ワイルドシュタイン・ロック
12. 禁断のソナティック・ワールド テンペスィング
~ソナタ“捏造”~ソナタ“激昂”
13. ヒストリカル・シンフォニー・リレー
~交響曲第1番から第9番まで
「ベートーヴェン連弾パーティー」を書きながら、私はこの、少し狂おしいくらいの彼の音楽に
かなりうなされ気味だった。バッハ、モーツァルトの編曲に比べ、「もう、どうにもならん」感が付きまとって
ヘトヘトになった。
極め付けは、シンフォニーの断片を年代順に全楽章並べた、荒技リレー連弾。実のところ
この人は楽聖などと言われてはいるが、案外、融通の利かない唐変木なオジサンで、バッハのような自由さも
モーツァルトのような闊達さもなく、忍耐と根性で作曲していた努力の人なのではないか、と思ったことがある。
逆に、そこが人間的で愛すべきだなんて……。ところがどうしてとんでもなかった。
9曲のシンフォニーはとにかく凄い。天才とか、名手とか、したたかとか、そういうのとは違う。
どう言ったらいいだろう。「なんだかイッちゃってる」のだ。常人が思いつかないような楽想が多々ある。
というか、これを全部ひとりの人間が成したというのが信じ難い。
紙一重に近い。一気に9曲並べて、それを実感したとき、まさしくあの熱情ソナタの爆笑を卒然として思い出し
少なからず背筋が戦慄したのであった。
[春畑セロリ 解説より抜粋]
<曲目一覧>
1. うきうきアルプス一万尺
【ピアノ連弾】 作曲:アメリカ民謡/編曲:デュエットゥ
2. こいのぼりサティ風
【ピアノ連弾】 作曲:作曲者不明/編曲:デュエットゥ
3. のりのりロシアンメドレー
【ピアノ連弾】 編曲:デュエットゥ
4. アイリッシュ!愛 wish!!
【ピアノ連弾】 編曲:デュエットゥ
5. 情熱の白鳥 ~ラテン《白鳥の湖》
【ピアノ連弾】 作曲:チャイコフスキー/編曲:デュエットゥ
6. 夕日につつまれし時 作曲:木内佳苗/編曲:デュエットゥ
7. ぐるぐる森の動物たち ~リレー連弾
【ピアノ連弾】 編曲:デュエットゥ
8. いつもとなりで
【ピアノ連弾】 作曲:木内佳苗/編曲:デュエットゥ
ピアノ・デュオ「デュエットゥ」の連弾曲集。最近人気の高まりつつある鍵盤ハーモニカを使いながら
「ノリ」を追求する。アイルランド音楽を連弾で展開する「アイリッシュメドレー」
哀愁ただようロシア民謡を鍵盤ハーモニカで吹きつつ「コロブチカ」をリズミックに弾く
「ロシアンメドレー」、「白鳥」が極彩色のキューバ音楽になった「ラテン白鳥の湖」など
エキゾチックで情熱あふれるサウンドが炸裂。
さらに、発表会で大勢で弾くことのできるリレー連弾「森の動物たち」やコンサートで人気のオリジナル曲
「いつもとなりで」などを収録。弾いても聴いても楽しいエンタテインメントなピアノ連弾曲集。
音楽之友社 ONLINE より
<収録曲>
1. メリーさんのひつじラグ
作曲:アメリカ民謡/編曲:デュエットゥ
2. うれしいひなまつり
作曲:河村光陽/編曲:デュエットゥ
3. 大きな古時計
作曲:ヘンリー・クレイ・ワーク/編曲:デュエットゥ
4. さくらファンタジー 作曲:日本古謡/編曲:デュエットゥ
5. 美ら美ら 作曲:木内佳苗/編曲:デュエットゥ
6. 夕日につつまれし時 作曲:木内佳苗/編曲:デュエットゥ
7. コーヒー・ルンバ
作曲:ホセ・マンソ・ペローニ/編曲:デュエットゥ
8. 幸せなら手をたたこう ラッキー!ハッピー♪バージョン
作曲:スペイン民謡/編曲:デュエットゥ
ピアノ・デュオ「デュエットゥ」のピアノ連弾曲集第3弾。学校コンサートやピアノ発表会、セミナーで
人気の高かった曲ばかりを収録。
まだピアノを習いたての生徒の連弾にピッタリ!の「メリーさんのひつじラグ」。
日本の曲として子供に人気の「うれしいひなまつり」、大人に人気の幻想的な編曲「さくらファンタジー」。
温かくやわらかい音色のタッチの勉強にもピッタリ「大きな古時計」。デュエットゥが全国各地の
イメージで作曲している「音の宅配便」シリーズから、沖縄県をイメージした「美ら美ら(ちゅらじゅら)」
香川県の瀬戸内海に夕日が沈んでいく様子をイメージした「夕日につつまれし時」。
ピアノの先生同士の少し本格的な曲としてノリノリの「コーヒー・ルンバ」。
発表会のエンディングに教室全体で演奏できる「幸せなら手をたたこう」。
音楽之友社 ONLINE より